2025年12月、当院は県内初、関西では3番目となる
日本糖尿病学会 教育認定施設Ⅲに認定されました。
肥満症治療外来とは
当院では、肥満症専門医、糖尿病専門医、内分泌代謝内科専門医が在籍し、管理栄養士・看護師などの医療スタッフと連携しながら、医学的根拠に基づいた肥満症治療を提供しています。
「肥満」は単に体重が多い状態を指しますが、「肥満症」は肥満に伴って健康障害を生じている、あるいは将来的なリスクが高く医学的介入による減量治療が必要な疾患です。
当院では、見た目や一時的な体重減少を目的としたダイエットではなく、将来の健康を見据えた“医療としての減量治療”を重視しています。
治療の基本方針
肥満症治療の基本は食事療法と運動療法です。
当院ではこれらを治療の軸として、各患者さんに対する適応や安全性を十分に評価したうえで、必要に応じて肥満症治療薬であるGLP-1受容体作動薬(ウゴービ)およびGLP-1/GIP受容体作動薬(ゼップバウンド)を併用します。
※保険診療での薬物治療には、厚生労働省の「最適使用推進ガイドライン」に基づく特定の基準があります。
日本糖尿病学会
教育認定施設Ⅲ認定
保険診療よる
肥満症治療が可能











※保険診療の対象外で自費診療による治療をご希望の方はお問い合わせください(BMI27以上の方が対象です)
| 身長 | BMI 27kg/m² | BMI 35kg/m² |
|---|---|---|
150cm |
60.8kg | 78.8kg |
| 155cm | 64.9kg | 84.1kg |
| 160cm | 69.1kg | 89.6kg |
| 165cm | 73.5kg | 95.3kg |
| 170cm | 78.0kg | 101.2kg |
| 175cm | 82.7kg | 107.2kg |
| 180cm | 87.5kg | 113.4kg |
*BMIの求め方:体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
※保険診療の適応外であるが減量の必要性があると医師が判断した場合には、自費診療での減量外来をご案内可能です。
詳細はお電話でお尋ねください。(BMI 27以上の方)
問診/診察/体組成測定/血圧/
腹囲測定/血液検査/尿検査
内分泌疾患などによる二次性肥満が隠れていないか確認します。
必要に応じて追加検査を行います。
食事・運動療法の治療計画を作成します。
肥満症治療薬の投与適応となるか判断します。

減量目標の設定
1ヶ月毎の 診察/栄養相談/運動指導/
体組成測定/血圧/腹囲測定/
血液検査/尿検査
治療計画に沿って食事・運動療法を継続していただきます。
最初の6ヶ月間は肥満症治療薬「ウゴービ・ゼップバウンド」を処方することはできません。
薬剤を併用した治療を検討

肥満症治療薬の投与開始
投与期間:最大68~72週間
1ヶ月毎の 診察/栄養相談/運動指導/
体組成測定/血圧/腹囲測定/
血液検査/尿検査
6ヶ月間の食事・運動療法のみでは十分な効果がえられない場合、薬物療法を開始します。
少量から開始し、効果と副作用を確認しながら患者さんの状態や減量目標に応じて
1ヶ月毎に治療薬の増量・調整を行います。

肥満症治療薬の投与終了
定期的なフォローアップ
食事療法/運動療法の継続
薬剤中止後、肥満に関連する健康障害の再増悪を認めた場合、
条件を満たす場合には薬剤を再開することもあります。
診察料、検査料、治療薬の自己注射にかかる管理料(自己注射指導管理料・導入初期加算など)、
栄養相談、薬剤費などが保険の自己負担割合に応じてかかります。
薬剤費の目安
(4週間分・3割負担の場合)
当院では、以下の2種類の薬剤を使用します。
(いずれも週1回の皮下注射で、厚生労働省が肥満症治療薬として承認しています)
これらの薬はもともと糖尿病の治療薬として世界中で使われており、日本でもマンジャロ(チルゼパチド)やオゼンピック(セマグルチド)として広く処方されています。
その後、肥満症の治療にも有効であることが大規模な海外試験で証明され、アメリカ・欧州・日本でも「肥満症治療薬」として正式に承認されました。
さらに心臓や腎臓・肝臓などの臓器を保護する作用についても報告があり、多方面での効果が期待されています。
日本では、2023年にウゴービ、2024年にゼップバウンドが肥満症治療薬として保険適用となり医療機関で使用可能となっています 。
糖尿病専門クリニックである当院では糖尿病治療薬として使用されてきたこれらの薬剤を日常的に使用しており実績が非常に豊富です。
薬の使い方、副作用の見きわめ、安全な漸増方法などを熟知しており、安心して治療を受けていただけます 。
副作用
消化器症状(悪心、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、腹部膨満)、注射部位の紅斑、掻痒感、疼痛、膵酵素の上昇、膵炎、胆管炎、胆嚢炎、アナフィラキシー(まれ)、低血糖(他の薬剤と併用した場合に起こりやすい)
これらの副作用のチェックも行いながら治療を行います。
当院の治療は、「ただ薬を使う」のではなく、科学的根拠にもとづいて、安全に、
そして効果的に減量をサポートすることを目的としています。
どうぞ お気軽にご相談ください 。
GLP-1受容体作動薬・GIP/GLP-1受容体作動薬を多数の糖尿病患者に使用してきた実績があります。
さらに、診察と定期的な血液検査で効果、安全性、副作用をしっかりチェックします。 薬の効果と安全性を両立させた治療が可能です。
体重だけでなく、脂肪肝・高脂血症・高尿酸血症など肥満に関連する病気の発見と管理も同時に行います。
毎回の診察でInBody(体組成測定)+管理栄養士による栄養相談を実施。
新神戸院では理学療法士による運動サポートも可能です 。
STEP試験:セマグルチド(ウゴービ)の肥満症に対する効果
いずれも欧米を中心とした多施設の研究で、非糖尿病や糖尿病の成人を対象に実施されました。
セマグルチド2.4㎎投与により10~15%の減量を認めました。
| 試験名 | 対象人数 | 対象者 | 期間 | 主な結果 |
|---|---|---|---|---|
| STEP1 | 約1,961人 | 肥満または過体重の成人 (非糖尿病) |
68週 | 14.9%の体重減少 |
| STEP2 | 約1,210人 | 2型糖尿病のある肥満成人 | 68週 | 9.6%の体重減少、HbA1cも改善 |
| STEP3 | 約611人 | 非糖尿病の肥満者+生活指導強化 | 68週 | 16.0%の体重減少 |
SURMOUNT試験:チルゼパチド(ゼップバウンド)の肥満症に対する効果
チルゼパチドの効果を検証した国際共同試験。
日本を含む複数国で実施されています。
チルゼパチド15㎎投与により15~20%の減量を認めました。
| 試験名 | 対象人数 | 対象者 | 期間 | 主な結果 |
|---|---|---|---|---|
| SURMOUNT-1 | 約2,539人 | 肥満または過体重(非糖尿病) | 72週 | 最大20.9%の体重減少 |
| SURMOUNT-2 | 約938人 | 2型糖尿病のある肥満者 | 72週 | 最大14.7%の体重減少 |
| SURMOUNT-3 | 約579人 | 生活指導で5%以上減量できた人 | 72週 | さらに21.1%の体重減少 (合計26.6%の体重減少) |
※保険診療の適応外であるが減量の必要性があると医師が判断した場合には、自費診療での減量外来をご案内可能です。
詳細はお電話でお尋ねください。(BMI 27以上の方)


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